太陽光発電の配線がボロボロ! 併せて外壁補修の決断

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太陽光発電のパネルを屋根に設置して14年になり、設置した業者から維持管理を引き継いだ業者が点検を実施したところ、パネルから配線しているコードのカバーが紫外線でボロボロになっており剥き出し状態でした。前の年も点検していましたが、その時には配線について報告はありませんでした。1年で進むような劣化状態ではなかっったので、前の年の点検内容に疑問を持ってしまいました。そのため他の業者さんにも依頼して補修の見積もりを比較検討し、補修作業をお願いしました。屋根に上がるための足場も設置するので家屋の外壁補修も行いましたが、複数の業者さんを比較検討するのは大切だなあと実感しましたので参考にしてください。

太陽光パネル配線の補修

太陽光パネルの配線を保護していたグレー色のPFS管(単層構造)が劣化し、内部の配線が剥き出しになっていました。このままの状態では配線の断線や保護管内に雨水の侵入よる故障が発生する恐れが大きかったため、急遽補修を行いました。今回の補修で保護管は、黒色の高耐候性2層構造のPFD管を使用しました。14年前の太陽光パネルを設置した当時はPFS管(単層構造)が認められていましたが、今ではPFD管(2層構造)が義務付けられています。

補修前
補修後
補修前
補修後
補修前
補修後

また配線をパネルから外すことなく、横から挟み込むように取り付けることができるスリット付きのPFD管(2層構造)を使用し、更に自己融着性の高圧絶縁テープ「エフコテープ2号」で巻き上げました。

配線は見違えるようになり、断線の心配は無くなりました。またPFD管(2層構造)と高圧絶縁テープで3重の保護構造としたので、配管から雨水が配線の接続箱に浸入することも無くなりました。

外壁補修 ケレン作業

各所(見切り、土台水切り、霧除、バルコニー笠木、シャッターBOX、パーゴラ、雨樋)の下地ケレン作業を行い、塗装準備をしています。順番に作業前、作業中、作業後の写真です。汚れが落ちているのが分かります。

作業前
作業中
作業後
作業前
作業中
作業後

高圧洗浄

仮設工事として足場掛け・飛散防止メッシュシートを設置した上で、各所(バルコニー床、外壁、玄関外床、中庭床)の高圧洗浄を行っています。順番に作業前、作業中、作業後の写真です。溜まっていた砂埃や汚れが落ちているのが分かります。

作業前
作業中
作業後
作業前
作業中
作業後
作業前
作業中
作業後

外壁クラック

ジョリパット外壁部とモルタル外壁部及び軒天部は、クラックシーリング補修を行っています。ジョリパット外壁部は、乾湿の繰り返しで生じた細かなクラックについても処理を行っています。クラックは、そのままにしておくと雨水が壁内にな入り込み、中の木材を腐らせてしまいます。このためシーリングでクラックを塞いで防水し、その後塗装をすることで外壁の色に合ってきます。

補修前
シーリング材
補修後
補修前
補修部清掃
補修後
補修前
補修後

下塗り施工・養生作業

パーゴラと雨樋以外の下地ケレンを行った箇所は、エポキシ樹脂系錆止め塗装を行っています。

塗装前
塗装後
塗装前
塗装後

外壁部・軒天部は、下塗りとして一液水性多機能型カオチンシーラーを塗っています。

塗装後
塗装後
塗装後

塗装施工

外壁部は特殊セラミックシリコン樹脂系塗り替え用仕上塗材を、仕上げとして2度塗りしています。錆止め塗料を下地塗りした各所は、弱溶剤二液型NADシリコンウレタン樹脂塗料を2度塗りしています。

下塗り後
上塗り後
下塗り後
上塗り後
下塗り後
上塗り後

ベランダの手すりはバルコニー壁の天端にネジ止めされていますが、ネジ部から雨水が浸入する恐れがあるため、ネジ1本毎にシーリングしさらに上面をシーリングしています。

ネジ部シーリング
上面部シーリング
脚部シーリング

軒天部は水性反応硬化形低VOC水性塗料を、仕上げとして2度塗りしています。

下塗り後
上塗り後
施工前
施工後

補修工事の工事期間は、塗装の養生期間も含め約2ヶ月掛かりました。工事費用は、廃材や発生残材処分費と運搬搬入諸経費を含め110万円(消費税込み)となりました。見積もりを2社の業者さんから頂き、費用と丁寧さから地元の業者さんにお願いしました。後日エアコンの買い替えで取り付けに来た別の業者さんが、室外機配管養生に使われているテープがあまりにも高品質なので驚いていました。

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